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6月11日の特集と旬
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新鮮!採れたて

特集


2008.6.11付熊日朝刊 くまもとあぐりんVOL.63
企画・制作:JAグループ熊本、熊本日日新聞社広告局 取材協力/JAくま


「くまもと あぐりん」では、「生活者と生産者を結ぶ」をテーマに、県内各地の旬の農産物や生産現場などを紹介しています。
球磨地方の風土が、甘くてとろける食感を生み出す 
 人吉の山間部にあるハウスで桃を栽培している北川篤さん(43歳・球磨郡あさぎり町)。ハウスに入った読者リポーターの清水さん一家は、「こんなにたくさんなっているんですね」と驚いた様子。北川さんから繊細な桃の取り扱い方や日々の仕事についてお話を伺い、収穫に挑戦させてもらいました。

生産者/北川 篤さん
「生活者においしい桃を届けることがモットー。ハウスでは難しいといわれる、露地ものの深みのある味わいを出すことが夢であり、目標です」

今月のテーマ/桃
JAくま管内は5〜8月にかけて長期出荷を行う県内最大の産地。JAくま果樹研究会桃専門部会では、現在80戸の栽培農家が年間140トンを出荷

生活者/清水 東次郎くん
「ハウスの中に入ったら、桃の甘くていい香りでいっぱいだった! ハサミを使って桃を採るのは難しかったけど、とっても楽しかった」


 ハウスの中に足を踏み入れると、鮮やかな緑の葉が生い茂る中に色付く真っ赤な桃! 「すごく甘い香りがする!」とうれしそうに声を上げる清水光子さん。北川さんは、7つのビニールハウスをつなげた23アールのハウスのほか、露地ものも含め、約120本の桃の木を育てています。1本の木になる果実は約300個。基本的な管理は一人で行っていますが、繁忙期には父と兄夫婦の力強いサポートもあります。


 花が咲いてから収穫までは約90日。形や大きさを吟味し、最終的に育てる実を決めた後は、不要な実を摘み取る摘果の作業がスタート。桃を栽培する中で最も難しく、最も大事な作業です。摘果のポイントは果実の形を見極めること。「左右の形が6対4くらい少しズレたものを残します。5対5の方が一見形良く見えますが、成長すると種子が割れる“核割れ”を起こしてしまい、きれいな形に育たないんですよ」


 ハウス桃の収穫時期は、5月中旬〜6月中旬。「早朝からの作業が続きますが、一年の成果を見ることができるので楽しい」とのこと。早朝にハウスに入り、午前中に収穫、午後から箱詰めを行います。少しのキズがカビの発生や果実の傷みにつながるので、扱いには細心の注意が必要。収穫した桃は、一つ一つ丁寧にネットをかぶせ、箱に詰めるというよりも、そっと置いていくイメージで、作業は深夜までおよぶこともあるそうです。


 以前はサラリーマンだったという北川さん。「いろいろな方の話を聞いたり、インターネットで調べたり。まだまだ新米です」と日々、勉強の毎日です。そうした向上心の源は「薬をなるべく使わずにいい桃を作りたい」という思い。木の根元にワラを敷くことで雑草の生育を抑えたり、害虫であるガの交尾を抑制するフェロモン剤を使ったりと、減農薬のための試みを次々と導入しています。


 さて、いよいよ収穫に挑戦です。「実と枝がつながっている部分にハサミを入れて」と北川さん。細心の注意を払う収穫時には、「ハサミを入れる時は、一瞬息が止まります」とも。「ハサミの開きはできるだけ小さくした方がいいよ」と、太さんはさっそくコツをつかんだ様子で、家族へアドバイス。「新鮮だからうぶ毛がチクチクする」と東次郎くんは収穫した桃を大事そうに見つめます。


 冬にしっかりと冬眠し、春に一気に目を覚まさせることが大切です。糖度がのった甘い桃を作るには、昼と夜の寒暖の差が大きい球磨地方は栽培に適した土地です。「今後もさまざまな栽培の工夫などを勉強し、球磨地域を含む中球磨桃部会全体で、品質を向上させ、発展できればと思っています」と、力強く展望を語ってくれました。
「早く採りたい!」と興味津々の南ちゃん。「下の方から優しく包み込むように持ってね」と北川さんのアドバイスを聞くとすぐに脚立の上でスタンバイ

桃の色付きを良くするために地面に反射シートを張り、下からも光を当てています


摘果した桃。成長させる桃に栄養が行き渡るよう、収穫まで2〜3回行います


「枝に巻いた小さなヒモは、害虫のガの交尾を抑制するフェロモン剤です」と北川さん


JAくま営農経済部販売課
果樹担当
平川 高弘さん
 気温の低い早朝に収穫する人吉・球磨の桃は、着色、味、日持ちが良好です。お問い合わせは、JAくま営農経済部販売課まで。
[電話]0966(38)4065



読者リポーター

清水さん一家(山鹿市)
清水 太さん(44歳)、光子さん(41歳)、
東次郎くん(8歳)、南ちゃん(5歳)


北川さんが育てた桃を抽選で10名様
北川さんが一玉ずつ丁寧に育てた“桃”1箱(約1kg)を10名様にプレゼントします。住所、氏名、年齢、職業、電話番号、ご意見、ご感想を添えてハガキ、または下記「応募する」からご応募ください。

(締め切り)
6月16日(月)締め切り(当日消印有効)。

(応募注意)
※当選者は、あぐりんネットで氏名を発表します。発送に必要な個人情報は各担当JAに提供されます。
※ご応募いただいた方に対しては、JA熊本中央会または各担当JAより、農産物に関する情報をはじめ、JAのイベントやサービス、商品に関する情報をお知らせすることがあります。
※みなさまからのご意見やご感想は、紙面に反映させるとともに生産者に随時お知らせして、「消費者の声」として活用しております。また、「読者のお便り」「あぐりんネット」で掲載することもあります。

(応募先)
〒860‐0842 熊本市南千反畑町2-3
JA熊本中央会 農政広報部「くまもとあぐりん」係
TEL 096‐328‐1016

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