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■■■■■■■■  JA熊本市 特派員河野さん ■■■■■■■■■■

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写真
■プロフィル
(1)河野 大介さん
(2)昭和47年生まれ、34歳
(3)熊本市会富町
(4)祖母、両親、妻、子ども5人、本人の10人家族
(5)ナスのハウス栽培110aとお米180aを経営
(6)好奇心旺盛! 新しい栽培技術などにチャレンジして天下一品のナスづくりを目指しています。
メールアドレス:dekonasu@dream.com


2008/04/02
 19回目のリポートです。日中はハウスの中もだいぶ汗ばんでくるようになってきました。ナスのシーズンも6月までなので、体調管理にも気をつけて頑張ります。ナスの冬の栽培管理は、収穫と受粉作業が毎日の仕事でした。
 今回は食農教育にかかわったことをリポートします。

 地元小学校の出前授業があり、ゲストティーチャ−としてナスの授業を行いました。内容は『未来のナスづくり』です。常日ごろからナスの産地として『ナスの100年産地』を目指すと言っていたので、そのために行っている取り組みなどを話しました。
 逆に子どもたちにも、「どうしたら、ナス作りが100年続けられるか?」や「100年後はどういうナス作りが行われているか?」などを問いかけました。
 授業の最終日には、「自分たちがナスをたくさん食べればいい!」「大きくなったらこの町でナスを作ってみたい」など、思いがけない力強い後押しの言葉を児童たちから聞くことができました。

2008/02/06
 こんにちは。18回目のリポートです。
 寒い日と天気が悪い日が続き、阿蘇などの山間部では積雪のニュースも聞かれました。
 ナスのハウスの中は暖房機のお陰で少しは暖かいものの、燃料代の高騰で温度設定をギリギリの12度あたりまで低く設定しています。それでも、寒い朝は重油タンクのメモリを見るときにドキドキします。暖かい春が待ち遠しいです。

 ナスのハウスの中の状況ですが、寒くて換気が思うようにできないため病気の発生がみられました。


 うどんこ病やすすかび病などの主に葉につく病気以外に、直接果実や枝を枯らしてしまう菌核病(きんかくびょう)や灰色かびなどが発生しました。この時期はハウス内の温度や湿度などの管理が非常に難しいです。消毒や予防なども、ある程度天候の状態が良くなければいけません。天気が良すぎても悪くてもいけないのです。

 肥料や養分の管理は、ナスの樹の状態を見ながら調整をしています。お陰で少しずつですが、良い花がみられるようになってきました。


 1月29日から30日にかけて、飽田茄子生産管理組合で鹿児島県に研修にいきました。
 JAあおぞら管内の茄子ハウスを視察してきました。
 約40名のメンバーでしたが、多くは20代から30代の後継者で、研修先でも熱心に質問をしたりハウス内のナスや土壌の状態などを細かに観察したりしていました。


 鹿児島のナス農家からも貴重なお話をしていただきました。とても中身の濃い研修ができて、帰ってからすぐ役に立つ情報を得ることができました。



2008/01/30
 こんにちは17回目のリポートです。
寒さも厳しくなり、ナスの栽培も難しくなっています。果実が細くなったり、収穫量が減ってきたりします。こういう時は、農家の先輩でもある父に頼ります。

 ナスの状態と根の張り具合、水分などを見てもらいました。

 結果、春先にかけてナスの量が増えると肥料分が不足するかもしれないので、肥料を施すようにとアドバイスをしてもらいました。肥料やりはなかなかの重労働ですが、おいしいナスづくりのために頑張って作業しました。

 寒さ対策のためにハウス内側に『プチプチ』を張り巡らしました。重油の値段も上昇しているので少しでも節約するために努力しています。これで最大3割弱の節減ができるそうです。
 次回のリポートでは、そろそろ春が見つけられそうです。


2007/12/19
こんにちは16回目のリポートです。
 12月に入り、やっと寒いと感じる日が多くなってきました。
 今回はナスの作業についてリポートします。


 ナスのビニールハウスは、冬場はボイラー(加温機)でハウス内の温度を夜の間も12度から15度ぐらいを保つようにしています。しかし、最近の原油高を背景にボイラーの燃料である重油も価格が上昇しています。
 ですから、ちょっとした隙間から寒気が入り込まないようにハウス周りを丁寧に密閉します。


 このように、夜のハウス内の温度を保ちつつ、肥料と水のバランスを常に考えてナスの栽培をします。これから1月、2月と寒さが増します。良い花、良い果実をならせるのがさらに難しくなります。細心の注意と愛情を込めてナスの栽培に取り組んでいきたいと思っています。
 次回は年末の餅つきなど、町内や家庭内の行事をお伝えしたいと思います。


2007/12/05
 こんにちは、寒くなりましたね。15回目のリポートです。今回は二人の方をご紹介させていただきます。

 11月27日から28日にかけて、宮崎市内で開催されたJA九州地区青年大会に出席しました。そこで、偶然の再会です。


 4回目のリポートの時に紹介した、沖縄でゴーヤを栽培されているハウスにお邪魔した新屋(みいや)さんです。JA青壮年部に入って良かったことの一つに人との出会いがあります。宮崎の地で熊本の私と沖縄の農業者が農業について語ることができるのは素晴らしいことだと思います。新屋さん、これからも台風に負けないでおいしいゴーヤをつくってくださいね。

もう一人、熊本県立農業大学校の後期研修で26日間、わが家で研修をした時松くんです。


 泊まり込みでの研修は大変だったと思います。熱心に農作業に励み、また10人家族という大家族の中で、子どもたちの相手や将来の相談など、農作業の終わった後までいろいろと一緒に過ごしましたね。卒業まであと少し、就職するも就農するもビシッときめて頑張ってくださいね。

 私もお二人に負けないよう頑張って良いナスづくりに励みたいと思います。
次回はナスの冬の農作業についてリポートしたいと思います。


2007/11/21
 こんにちは、14回目のリポートです。11月10日・11日は「2007くまもと農業フェア&お米まつり」が開催されました。私は熊本県農協青壮年部で餅をついて販売しました。遅くなりましたがそのリポートからお伝えします。

餅米を1日目70s、2日目80s分を使い、あん餅と白餅を作りました。あん餅はJAきくちの合志支所の加工所をお借りして作りました。早朝からつぶ餡を丸めてつき上がったアツアツの餅に餡をつめていきました。「熱い熱い」の声が加工所に響いていました。

県青壮年部協議会委員の奥様方が主になって、あん餅作りは進みました。お世話になりました。子どもたちも餅切り機を回してくれたり、餅とり粉を取ってくれたりとお手伝いをしてくれました。

会場では白餅を臼と杵でついて作りました。餅つきを始めると人が集まりはじめて活気づいてきます。天気もよく、会場は多くのお客様で賑わいました。この餅の折箱に「熊本の食卓を守りたい」と私たち若い農業者のメッセージを込めたシールを張って提供させていただきました。


さて、ナスの方ですが、大ピンチです!! ハウス内に“うどんこ病”が発生しました。このまま放っておくと来年の年明けから“すすかび病”が流行し、ナスの収穫に影響します。そうなると1月から2月にかけてナスの元気がなくなります。収穫量もガタ落ちです。今のうちに何とかくい止めなければ。根気よく消毒を行い、ナスの調子を見ながら肥料をやって、少しずつ焦らず元気にしていきます。ここ1カ月ほどは換気や湿度に気をつけ、花の色や大きさ、葉の数、緑の濃さ、実のなりこみ具合など、さまざまなナスの状態を特に気にかけていなければいけません。うどんこ病は万病のもと、ですから。

冬仕度です。内側カーテン張りです。ビニールハウスの中にもうひとつビニールハウスを張る感じです。ビニールをのせる作業以外はほとんど一人でします。日が暮れるのが早くなり、暗くなってからも作業することがあります。(一人ぼっちです)


2007/11/7
 こんにちは。13回目のリポートです。稲刈りも終わり、カントリーエレベーターに出荷したので稲作作業は一段落しました。ひと休みしたいところですが、ナスのハウスの冬仕度が待っています。暖冬のせいかまだまだ寒くは感じませんが、きちんと冬を迎える準備をしなければいけませんね。

 コンバイン(稲刈り機)から見た稲です。一気に4株ずつ刈っていきます。ほとんどが自動でしてくれるので、操縦するのはターンする時くらいです。稲刈り中は晴天に恵まれ、順調に稲刈りが終わりました。

 JA熊本市のCE(カントリーエレベーター)です。飽田地区を中心に米が持ち込まれます。この施設では、荷受した米を粗選機で米とゴミに分け、荷受計量器で生産者ごとに計量し、自主検査用のサンプルが採取されます。その後、予備乾燥機に送られて仮乾燥で水分量を17%程度に落として一時保管し、全量の仮乾燥が終わると本乾燥に入り、水分量を14.5%に落として保管します。最後に、品質の検査を受け出荷・販売されます。今年は、およそ1000tの米が出荷されたそうです。

 食欲の秋とは、私の長女のための言葉かも知れません。農家の役得で今年の刈り取ったばかりのお米をチェックがてらに食べます。子どもたちは、一緒に種をまいて苗をつくり、田植えから稲刈りまでの仕事を農家の家族としてみてきているので、お米の本当のおいしさを知っているみたいです。今年もおいしいお米ができました。お米は、私たちの食事の中心を支えるものだと思っています。皆さんもどんどん、おいしいくまもとのお米を食べてくださいね。

 秋は毎週のように行事が入っています。飽田地区の市民のつどいでは子どもたちが太鼓の演奏をし、二女がダンスの披露をしました。毎週のように、カメラとビデオを両手に親バカしております。

 10月31日から11月1日にかけて熊本市内のホテルでJA熊本県農協青壮年部大会を開催しました。県内各地のJAから青壮年部の盟友(部員)が300名以上集まりました。主催者を代表して挨拶をさせていただきました。大会は、盟友の主張と組織活動実績発表とJA青年部の歌『君と』の歌コンテストの3構成になっています。熊本のこれからの農業を支えていくパワーがここに結集しました。

 11月3日に「あぐりん」読者リポーターの緒方さんご家族が来られました。元気な二人のお子様と穏やかなパパとにこやかなママといった感じのご家族でした。自分なりにナスのことを伝えたつもりでしたが、説明が空回りだったかも知れません。でも、実際にナスが栽培されているハウスに来ていただいて、こんなところで、こんな人が、こんな風に、こんな気持ちでナスをつくっているんだなぁくらいは感じていただいたと思っています。さてさてどんな記事になって熊日朝刊に載るのでしょうか楽しみです。緒方さんご家族のみなさんお疲れ様でした。また、ハウスに遊びに来てくださいね。


2007/10/24
 12回目のリポートになります。今回は、9月から10月に掛けて町内で行われた伝統行事や農作業以外の出来事などをお伝えしたいと思います。


  9月25日夕方より、会富町の町民が公園に一堂に会し「月見の会」を行いました。お酒やジュースなどの飲み物は自分たちで持ち寄りますが、消防団や青壮年が焼き鳥・焼きそば・ポップコーンなどを焼き、女性の方々が野点を催して町民をもてなしました。途中、幸山熊本市長に来ていただき、野点にも参加していただきました。昨年より始めて今年で2年目になりますが、会富町民、子どもからお年寄りまで全員で楽しくワイワイと飲んで食べて、中秋の名月をめでることができました。

 10月1日付けで地元消防団の部長に昇進しました。10月2日に熊本市消防団の辞令交付式に出席し、部長代表で辞令を受け取りました。部長として地元消防団員をまとめて消防・防災・防犯活動に頑張らなければと思いました。ちなみに熊本市消防団長(米村昌昭氏)は飽田地区出身です。団長と記念写真、緊張しましたが気合が入りました。

10月7日は、あいどみまつりの日です。飽田公民館をほぼ貸し切って、丸ごと一日、カラオケ大会や舞踊の発表から大玉転がし大会、町民の手作り作品の展示などさまざまな催し物がありました。
私は地元ナス農家のナスの展示やJA熊本市産の農産物の即売などを行いました。ナスの展示コーナーでは色つやの良い、それぞれの農家自慢のナスが並び「うわーきれいかねぇー」とか「同じナスでも、つくりよるもん(者)でこぎゃん違うとねぇ」とかいろんな感想が聞けてとても面白かったです。また、地元の特産品のナスを再認識していただいたと思います。
昼食は館外の広場でバンド演奏を聴きながらみんなで鉢盛りをつつき合いました。町外の人も、たまたま公民館に用事で来た人にもふるまって一緒に食べました。飽田公民館館長はじめ、関係者の方々の格別の計らいによってこのような最高の行事ができたことに感謝しています。

 10月11日、宮崎市内のホテルでJA都道府県青年組織委員長・事務局合同会議があり出席しました。このリポートが何の伝統行事と関連があるかと言いますと…。

 真面目な会議の後、懇親会前に突然「新しい資料を配ります」との声。テーブルの上へおもむろにひょっとこのお面と赤いハッピとフンドシが置かれました。
ビデオで10分程度、踊り方のレクチャーを受け…。
イヤだ、イヤだと言いながら、早速着替えて…。(結構やる気満々)

本番、懇親会の余興ということで急きょ宮崎の伝統芸能である “ひょっとこ踊り”を宮崎の農業青年部の方々に伝授していただきました。お面を付けているので思ったより恥ずかしくありませんでした。踊りはめちゃくちゃでしたが、勢いでいって楽しかったです。新しい自分を発見できたのと踊りの奥深さに感動しました。

 農作業は稲刈りが始まりました。早く刈ってくれと稲がまっています。稲刈り時の一番の楽しみは田んぼで食べるおにぎりです。コンバインのオペレーターを父と交代しながら食事をとります。次回は稲刈りを中心に刈り取りやCE(カントリーエレベーター)などについてリポートしたいと思っています。


2007/10/17
 こんにちは、11回目のリポートです。10月に入り朝夕は少し涼しくなり過ごしやすく感じるようになりました。ナスの農作業も日々の収穫と手入れ・ハウス管理など忙しくなり、皆様にお伝えしたい農作業(ネタ)がいっぱい増えました。ということで、今回はナスの仕事(本業です)を特集したいと思います。

これは、何の道具だと思いますか?

 こうやって、グルグル回して紐を巻きつけて…。
まとめて一カ所を切ると、出来上がり。ナスを吊るための同じ長さの紐をつくるための道具です。父が学生の時分から使っていて、40年近く経っていると思います。わが家で一番古い現役の道具です。大変便利なので、これからも頑張ってね。
 9月の後半から10月前半になるとビニール張りの大仕事が待っています。台風の発生状況や進路を気にしながら、ビニール張りの日にちを決めます。その日から逆算して準備作業に入ります。

 ビニールを押さえるバンドを1本1本くくって準備します。ハウスの上での作業が数日続きます。ハウス内の作業に比べると涼しいですが、足場が不安定なので力が入り、太ももが筋肉痛になります。少しやせた方がいいかも知れませんね。

 ビニール張りは数軒の農家が集まって共同で行います。早朝の風のない時間帯に一気にビニールを張ります。まだ、うす暗い時間から始めました。

 ナスも大分大きくなってきました。少しうっそうとしていますね。通路はほとんど葉の陰になって日が当たらないので、下葉をとって日当たりと通気を良くしたいと思います。

 久々の雨です。一応、恵みの雨ですが稲刈りも控えているのでほどほどに降って欲しいです。ハウスの中は晴天の日に比べると暑くないですが、ジメジメして湿度が多く作業しづらいです。コロコロ(作業椅子)に腰掛けて下葉をとっていきます。あまり一気に葉をとり過ぎるとナスの樹勢が悪くなり、ナスの果実が細くなったり、良い芽が出にくくなるので樹のバランスを見ながら葉をとります。この辺の作業に各農家のセンスや性格が出てくるのでしょうね。

 今後は稲刈りが始まります。そして、ナスの作業は、日々の収穫と同時進行で冬支度を始めるので特に忙しい時期に入ります。そのリポートは次回お伝えします。


2007/9/26
 こんにちは、第10回目のリポートです。9月に入ってからの農作業を中心にリポートします。今年は9月になったものの残暑の厳しい日が続いていますね。これだけ暑い日が続くと農作業だけではなく、日常の生活にも影響が出てくるのではないでしょうか。この日は本当に雲ひとつない “日本晴れ”でした。


 前回のリポートの後は、ナスの苗も晴天に恵まれ、順調に成長しました。添え木だけでは支えきれなくなったので、ひもでつりました。一つの苗から4つの芽を伸ばして、その主枝を成長させていく“4本仕立て” という方法で栽培します。


 今シーズンになって初めてナスの収穫をしました。1番果は1つの苗から1本しか収穫できません。ですから、初日は約2000本くらい収穫しました。樹の成長にバラつきがあるので、ナスの実の大きさや太さにもバラつきがあります。


 さて、お米のリポートです。お米の収穫もあと1カ月ほどになりました。穂が段々と大きくなり、実ってきました。この太陽と空気と水をしっかりと吸収し、おいしいお米ができます。これから1カ月で少しずつこうべを垂れ始め、金色に色づき始めます。最後の稲刈りまで気を抜けませんが、稲刈りが楽しみになってくる時期でもあります。


 9月21日、JA熊本市あぐりスクールに同行しました。熊本県酪農農業協同組合連合会の熊本工場を見学に行きました。牛乳やヨーグルトなどの乳製品ができるまでの工程や日々の品質管理を行う研究室の見学をしました。牛乳をパック詰めするラインでは、見慣れた1リットルサイズの牛乳がどんどん目の前を流れていく様子はとても面白かったです。


 今回初めて牛乳工場を見学して、オートメーション化が進んで効率よく製品化しているなと感心しつつも、品質管理や製品チェックはきちんと人間の手で行われていることに安心しました。いつも何気なくゴクゴク飲んでいる牛乳が食卓に並ぶためには、酪農家をはじめ、さまざまな人たちが携わっていることを再認識することができました。今後ともおいしい牛乳づくりに携わった人たちに感謝しながら牛乳を飲まなければと感じました。


次回のリポートは、ナスの農作業や地域の秋の行事などをお伝えできればいいなと考えています。お楽しみにしていてくださいね。

バックナンバー・・・No,1

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