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■■■■■■■■  JAやつしろ 特派員橋本さん ■■■■■■■■■■


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橋本誠一さん(54歳)
▼八代市東片町
▼プロフィール
八代市内で水稲100aと晩白柚(ハウス)26aを栽培。18歳(高校卒業後)の時に後継者として就農し、ハウスでの晩白柚栽培は今年で25年目。八代市果樹部会専門部会では、八代市晩白柚部会長、八代市ハウス晩白柚部会長を務めている。
▼家族構成
母、妻、子ども2人の5人家族

2006/04/05
平成18年度産のおいしい晩白柚生産に向けて
晩白柚ハウスのビニール張り

 3月27日には、晩白柚(ばんぺいゆ)ハウスにビニールを張りました。晩白柚部会の人たち11人と共同作業で行ないました。
 ビニールは7月中旬までの約4カ月間、張っておきます。ビニールを張ることにより、温度や水の管理がしやすくなります。また、梅雨時の雨や冷え込みによる、病気の予防や果実の生育不良の防止ができます。そして、キレイなおいしい晩白柚が実ります。

ビニールを被せていきます

 使うビニールは、厚さ0.1mmのポリビニールで、かなり丈夫で透明度の高いものですが、やはり長い間、風雨にさらされると、白く濁り光を通さなくなり、硬くなって破れやすくなるので、4〜5年くらいで新しいものと交換します。
 ハウスの大きさが、東西24m、南北88m(間口8m×11連棟)なので、1枚の幅約10m、長さ約30mのビニールを11枚、ハウスに被せ、糸入りのビニールの丈夫な紐を何本も使って、ハウスに固定していきます。

何本もの紐でハウスに固定します


風が吹くと作業はしにくいです
 このハウスは10時に作業を始めて、3時に終わりました。今日は、風があまり吹かなくて作業がやりやすい方でした。
 この後、4月下旬には、交配作業が待っています。それまでは、今年もおいしい晩白柚ができるように、草取りをし、肥料を与え、水掛けをして世話をします。

 最後に、今年も消費者の皆様に、安心して食べていただける、よりおいしい晩白柚を、提供したいと思っています。

この1年、私にお付き合いいただきましてありがとうございました。


2006/03/22
 今回は、晩白柚(ばんぺいゆ)の樹の剪定(せんてい)作業についてお話をします。
 毎年、花芽が付き始める、この時季に樹の形を整えるために、剪定を行っています。
 植物は、上へ上へと伸びようとします。あまり高くなると、手が届かなくなり作業がしにくくなります。


高く伸びた枝

切った後

切り落とした枝

 また、不必要に枝が多いと、伸びる枝に栄養分が取られるのと、光が十分に当たらない所が出てくるので、花芽の数が減ります。
 その上、細い枝が多くなります。そうなると、小ぶりの玉しか付かなくなります。大きな玉を付けさせるためには、ある程度の太い枝が必要なのです。
 枝の伸びる方向が、真っすぐ上を向いていると、着いた実の重さで、簡単に折れやすくなります。斜めか横に張り出していると、実の重みで、たわんで素直に下を向くので、折れにくいのです。
 そのために、樹全体を見て、また花芽が枝のどこに付くのかを見ながら、不必要な枝を切り落として、樹の形を整えていきます。


 最後に、切り口が大きい場合(ノコギリで切った場合など)は、病原菌が入らないように、切り口の保護に融合剤を塗布します。
 わが家では、3月6日から始めて、11日に終了しました。
 この後、肥料を入れて、3月20日過ぎごろにハウスのビニール張りを行うので、その準備をします。また、温かくなると、雑草が生えてきますので、その草取りもします。


2006/01/25

 晩白柚の収穫作業は、12月の初めには全て終わりました。その後、別のハウスで、追熟をさせ、全体が黄色く色付くようにします。
 追熟が済んだ晩白柚から順次、割り当てられた日に、八代果実選果場(八代市豊原下町)へ出荷しています。
 12月の末頃には、カイガラ虫とダニの予防にマシン油製剤の散布を行ないました。

 1月19日(木)に、収穫済みの晩白柚200玉を出荷しました。
 晩白柚は選果機に掛け、大きさ毎にL・2L・3Lなどに振り分けられます。

 選果作業は、協同で行ないます。

 選果場内では、大きさ・色・キズで、等階級毎に分けられ、箱詰めされます。
 この日、12軒の生産者で合わせて約3000玉を出荷し、九州一円 および 関西・関東へ送られました。

あぐりんの読者プレゼントに当選された8名の方、おめでとうございます。
プレゼントは、ここ(八代果実選果場)から発送いたしました。
 八代果実選果場では、地方発送も受付けています(TEL0965-32-5940)。

2005/12/07
 晩白柚の試食検討会が11月28日(月)に八代市内のホテルで、市場関係者や生産者約50人が集まって開かれました。
 今回、座長を務めさせていただきました。

 試食会では、市場関係者から「うまい」「おいしい」という声が多数上がりました。
「(今年の晩白柚は)酸味が少なく、糖度が高い。台風の影響もなく外観も良好である」と生産部会が説明しました。

 11月20日から、晩白柚の収穫作業をしています。
 今年の出来は、台風の影響が少なかったので、キズがなく美しい果実が多いようです。平年より少し小ぶりですが、酸味が少なく、糖が高くなっています。つまり、例年よりおいしい晩白柚が、収穫されています。

良い晩白柚が収穫収穫できました

 一旦収穫された晩白柚は、全体が黄色くなるように、ハウス内で追熟を行います。追熟をすると、更においしくなります。
 晩白柚を水洗いして、大きさ毎に選り分けして、選果場に出します。

汚れを洗い落とします

 選果場では、出荷が始まっています。
 特に12月は、贈答用に引き合いが多いです。
 選果場では地方発送も受けていますので、次までお問合せ下さい。
・八代果実選果場(TEL0965-32-5940)
・氷川果実選果場(TEL0965-30-2011)
・竜北果実選果場(TEL0965-62-2826)


2005/10/19
 稲穂も、実が入り、重くなり、垂れてきました。
この圃場の稲も、もう少ししたら、稲刈りです。9月30日現在


稲刈り前の圃場


実が入り、重くなり、垂れてきた稲穂

 コンバインを使って稲刈りを行いました。
親戚の若夫婦に手伝ってもらいました。10月10日現在

コンバインを使っての稲刈り


晩白柚も、大きくなってきています。

大きくなってきた晩白柚


2005/09/14
 9月6日の14号台風、九州のアチコチで、風と雨の被害が出ているようです。
不幸にも、災害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
一日も早い、復興を願っています。

 八代では、昼頃に強い風が吹き、一時はどうなるかと心配しましたが、幸い、我が家では、晩白柚の被害は殆どありませんでした。

 
 また、稲の倒伏もなく、
 
 ホッと胸を撫で下ろしているところです。
 水稲は、稲穂が出て、実が入り始めています。10月の初め頃には、稲刈りが出来そうです。


2005/08/10
7月28日(木)から、果実の日焼け防止に「タイベック」を取り付ける作業をしています。
 途中、雨が降ったりしたので、8月10日くらいまでかかる予定です。
 タイベックの大きさは50cm×35cm。一見するとツヤのある白い紙のように見えます。

タイベックシート

 タイベックは、本来温州ミカンの水切り(降った雨が、直接地面にしみ込まないようにすること)用に、地面に敷くシートです。紙とビニールで出来ているので、水に強く破れにくく、なおかつ通気性があります。
 晩白柚用の資材としては売っていないので、幅1m50cm×長さ100mの大きさの物を、必要な大きさ(50cm×35cm)に切り揃えて作っています。

 なぜ日焼け防止のシートを取り付けるかというと、夏の強い日差しを浴びると、日焼けを起こし変色して腐敗につながる事があるからです。また、日の当たる部分と日陰部分では色の付き具合に差が出てムラが出来ます。それを防いで、均等に色づかせるために行なっています。


二つ折りにする感じでかぶせます

ホッチキスで2ヵ所止めます

日除けを付けた晩白柚

 作業は、朝8時からお昼までと夕方4時から7時まで。昼間は夏の日差しが強く、注意しないと熱中症になるため、作業を避けています。

 日焼け防止シートの取り付け作業が終ったら、収穫予定の11月下旬まで、大きくなった実が地面に着かないように枝を上に吊り上げたり、余分な脇芽を摘み取ったり、様子を見ながら病気や害虫の予防などを行なっていきます。


2005/08/03

 梅雨も明け、暑い日が続いています。6月21日に田植えが終わった田んぼでは、稲が順調に伸びています。

順調に伸びた稲

 梅雨が明けた7月16日には、ハウスを覆っていたビニールを取り外しました。
 ハウスの中は、本格的な夏の日差しを受けると50℃前後まで気温が上がります。ハウス内の温度が高くなり過ぎると、木の勢いが弱くなるので、ハウスを覆っているビニールを取り、風通しを良くします。

ビニールを取り骨組みだけになったハウス

 夏の日差しを浴びて、晩白柚はすくすく育っています。

すくすく育っています



2005/07/20

 第4回目の原稿として「袋掛け作業」をお伝えします。

 晩白柚は7月のはじめ頃には10cm前後の大きさになっています。

 このくらいの大きさになったら、袋掛けを行ないます。

10cmくらいの大きさに育った晩白柚。これは変形しているので摘果しました

 袋掛けに使用する袋は油紙でできた29号サイズ(35cm×30cm)の袋です。
 以前は、26号の袋を使用していましたが、破けてしまうことが多いので、一回り大きい29号に変えました。この袋が破れるようならば2Lサイズになります。
 なぜ、袋掛けをするかというと、虫が付かないようにすることと、病気(黒点病・カイヨウ病)の予防のためです。

使用する袋(35cm×30cm)は、
油紙でできています

袋の端に針金を
取り付けてあります

 袋掛けの手順は、以下のとおりです 
 1. 変形した果実を摘果します
 2. 擦りキズ予防に、果実のまわりの葉などを落とします
 3. 袋をかぶせます
 4. 袋の口を端に付いている針金で巻き付けて留めます


約10cmくらいの大きさに
育った晩白柚

袋を被せます


口を端に付いている針金で
巻き付けます

袋掛けの終わった晩白柚

 ハウスの中はかなり蒸し暑くなっています。
 7月半ばには、袋の上からカバーを掛け、7月の終わりごろには、ハウス内の温度が上がり過ぎないように、ハウスのビニールをはがす予定です。


2005/06/15
 第3回目は「摘果作業」の様子をお伝えします。

 この日(5月26日)は、摘果作業の真っ最中。この作業は、6月中旬くらいまで続きます。受粉した花の子房が膨らんで、緑色した可愛いミカンが2、3個できてきています。


 緑色した可愛い晩白柚の赤ちゃん

 実の育ち具合を見て、実の周りの葉を切り落とします。実のそばに葉や、枯れた花びら(乾燥しているのでかなり堅い)があると、風が吹いた時にこすれて、実にキズが付くことがあるのです。この時に、生育の悪い実を落とし、1房に3個ずつくらいにします。


実の周りの葉や枯れた
花びらを切り落とす

1房に3個ずつくらいにする

 また、作業しながら木の状態を見て、1週間に1回くらいの割合で水をやり、予防・消毒(灰色カビ病、ハマキ虫、ハダニ、青虫の予防)を行ないます。
 今は、朝7時半ぐらいから夕方7時頃まで作業をしています。ハウス内は40度近くになりますので、冷たい麦茶を準備しています。

摘果作業

 摘果作業の合間を見て、田植えの準備をしています。稲の苗は、苗床に仕立ててあります。今年は6月10日ごろに、うるち米を100アール、もち米を8アール植える予定です。もち米は、お正月のお供え餅用です。


 水稲の苗床

 1日の仕事が終ったら、全身汗だくになっていますので、お風呂に入って汗を流します。お酒があまり飲めないので、晩酌はしません。食事が終ったら、その後はゆっくりテレビを見ています。


2005/05/11
 今回は、晩白柚の「受粉作業」の様子をお伝えします。

 受粉作業は、4月28日からスタート、5月20日くらいまで続く予定です。
 21アールのハウスに約150本、5アールのハウスに約30本の晩白柚の木を植えています。ハウスの中には、ほのかなミカンの花の香りが漂っています。その中で、蕾(つぼみ)のついた枝を一つひとつ手に取り、丁寧に摘蕾(てきらい)の作業と受粉作業を行います。

 作業では、開ききってない花を開き、交配器(受粉用の道具)を使って花粉を吹き付けます。赤い色がつきますので、済んでいない花との区別がつきます。花粉は、着果率が良く、形の良い果実ができるので、ザボンの花粉を使っています。
 同時に行う摘蕾とは、1枝に着いている5〜8個の蕾のうち、先端と枝元の蕾を取り除き、2〜3個に減らす作業です。もったいないと思われるでしょうが、1本の木にならすことができる数は限られていますので、花の数を調整しなければ、養分不足で果実が大きくならなかったり着果しなかったりします。

 受粉作業は、朝8時から夕方6時くらいまで行ないます。同時に、受粉用の花(ザボン)の収穫作業をお昼と夕方にそれぞれ30分くらい、夕食後に花粉取り作業を2〜3時間くらいかけて行ないます。
 花粉取り作業は、収穫した花から雄しべのヤクをピンセットで取り出し、選別を行ないます。細かい作業になるので目が疲れます。暑いハウスの中を一日中歩き回って受粉・摘蕾作業を行ない、夜は花粉取り作業をする、この時期の作業が一番大変です。

 この後は、5月中旬ごろに受粉させた花の様子を見て生育が悪い花の摘蕾作業を行ない、その後、木全体のバランスを見て生育の悪い実を取り除く摘果(てきか)作業へと続きます。


晩白柚のハウス

交配器


交配器

交配器の中には、ザボンの
花粉と着色用の石松粉(せきしょうし)


摘蕾:1 1枝に5〜8個の
蕾がついている

摘蕾:2 蕾を2〜3個に減らす


受粉:1 蕾を開く

受粉:2 交配器の中の
花粉を吹き付ける


受粉作業


2005/04/27
4月初めにハウスの草取りを行い、4月8日にハウスの灌水(かんすい=晩白柚の木への水やり)を行いました。
 これからの作業予定は、4月中旬〜下旬ごろに交配用の花の収穫作業と摘蕾(てきらい=余分な蕾を取り除く作業)。5月の連休前くらいから、授粉作業を行う予定です。


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