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■■■■■■■■■  熊日紙面の特集より ■■■■■■

熊日朝刊2005/11/23掲載 くまもとあぐりんVol.32
企画・制作:JAグループ熊本 熊本日日新聞社広告局 取材協力/JA鹿本

「くまもと あぐりん」では、「生活者と生産者を結ぶ」をテーマに、県内各地の旬の農産物や生産現場などを紹介しています。

  ネットを描く メロン師 フルーツの女王 “アールス” にこだわる  
 山鹿市鹿央町でアールスメロンとスイカを育てている前田博智さん(37歳)。田園地帯に建つハウス内には、収穫を目前にしたメロンがたわわに実っています。読者リポーターの清成さん一家も、仕上げ作業のお手伝いをさせてもらうことになりました。

(生活者)前田博智さん
「土作りに力を入れて、苗を元気に育て、さらに質を高めていきたい。その上で、今後は、新しい品種にも挑戦したいですね」。

(今月のテーマ)
JA鹿本管内で生産されるアールスメロンは、年間を通して約100万玉。主にハウスで栽培され、冬と春先に出荷のピークを迎えます。

(生産者)清成紗帆ちゃん、祐妃ちゃん、太智くん
お土産に1玉ずつメロンをもらって大喜び。「重いねえ」「食べごろになるまで、待てるかなあ」と、大事そうに抱きかかえていました。

フルーツの女王 “アールス” にこだわる
広々としたビニールハウスの中に実るアールスメロンを見つけた子どもたちは大はしゃぎ。整然と並ぶ畝(うね)の間を行ったり来たりして、メロンにそっと触れています。清成愛子さんも、「皆、メロンが大好きなんですが、実っているところを見るのは初めてなんです」と笑顔です。

「このハウスのメロンは、あと1カ月ほどで収穫する予定。まだ少し小さいでしょう」と前田さん。その言葉に、正三さんは「そういえば…」と、あらためて周囲を見渡し、「一玉ずつ紐で吊るしてありますね」と不思議そう。「メロンは、1本の苗に1玉しか育てません。いいネット模様を入れるためには栄養を集中させないといけませんからね。そして、吊るすのは形を整えるため。あまり上すぎると細長くなってしまうし、下の方だとひしゃげた形になってしまうので、吊るす高さも大切なんですよ」と聞いて驚いた様子です。さらに「ここで育てているのは約3500本。隣のハウスでは収穫時期を10日ほどずらすように植えていて、全部で約1万玉ほど出荷しています」と聞き、「想像もつかない数ですね」とまたびっくり。

メロンは、種をまいて収穫するまで約100日。20日ほどで定植した後、30日ほどでミツバチによる自然交配を行います。本来、1本の苗にはいくつもの花が咲き、実をつけるのですが、卵程度の大きさになるまで育てるのは3玉。その後、1玉だけに絞るのだそう。収穫までの間も、夜間の温度管理や余分な芽を摘んだりと大忙し。

 「ネットは、出荷時のランクを左右するもの。盛り上がっていて、均一に縦横に入っているものが評価が高いんです。ですから、一番気を使うのはネットを入れる時期。ネットは実が大きくなろうとする時に、バチバチッと割れることでできるんですが、きれいな模様にするためには、毎日の温度と湿度の管理がとても大切。朝は湿度を高め、日中は乾燥させることを繰り返す毎日です」と、まるでメロンにネットを描く職人さんのような言葉です。

前田さんの畑では、メロンの収穫が終われば、すぐにスイカの苗を植え、その収穫後はまた、メロンかスイカを育てています。「ずっと、同じ畑なんですか?」と尋ねる正三さんに、前田さんは「畑の土を休ませるのは夏場の1カ月ほど。一番怖い連作障害を予防し、いいメロンを育てるためにも、大切なのは土づくり。夏にはハウス内を締め切ってマルチシートを敷きつめ、太陽熱で土壌を消毒するんです」とのこと。前田さんは自家製の堆肥作りにも熱心に取り組んでいます。畜産農家から分けてもらった牛糞にモミ殻などを入れ、1〜2年ほどをかけて作った堆肥で土を作ることが、農薬や化学肥料の量を減らすことにつながると聞いて、愛子さんは感心しきりです。

一方、正三さんは「前田さんもなかなか休めないんでしょうね」とポツリ。しかし前田さんは、「月に1度、休めればいい方かな。でも、メロンは、手間をかければかけるほど、出来映えで応えてくれるんです。そこが面白いし、やりがいを感じるところなんですよ」と、胸を張って答えてくれました。
出荷されたメロンの糖度は17度ほど。収穫して10日近くたった頃が食べごろだそう

ネット模様が完成したら、日焼けを防ぐために1玉ずつ新聞紙をかけていく作業が待っています

JA鹿本鹿央選果場では、Sから5Lまでのサイズと、形やネット模様などを基準にした菊、百合、藤、桜の4等級に、手作業で選別されています

「甘くておいしい!」。太智くんは、口元や服に、果汁が付くのもおかまいなし。「いつもはこんな風にかぶりつかないのにね」と愛子さん


   読者リポーター
 清成さん一家(熊本市) 

前列左から清成祐妃(ゆうき)ちゃん(7歳)、太智(だいち)くん(4歳)、紗帆ちゃん(9歳)、後列左から愛子さん(34歳)、正三さん(36歳)


 J前田さんのアールスメロン 抽選で10名様 

前田博智さんが大切に育てたアールスメロン(2玉入り1ケース)を10名様にプレゼントします。12月2日(金)締め切り。
発表は発送をもって代えさせていただきます。発送に必要な個人情報は各担当JAに提供されます。12月2日(金)以降に投票された方は、次回の抽選対象になります。
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