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天草の早期米を守り育てる 若き女性生産者

コメ農家 山迫 多花(たか)さん(27歳・天草市)

 天草下島の新和町。周囲を山に囲まれた平地では、温暖な気候を生かして早期米が栽培されています。生産者の一人、山迫多花さんは、大型機械を運転し、1人で1ヘクタールの田んぼを管理。4月上旬に田植えを行いました。

 

父親の病をきっかけに 22歳で就農を決意

 

 「コメ農家に生まれ、小さいころから田んぼの草取りなど農作業の手伝いをしてきました。いずれ後を継がなければと思ってはいたんです」と話す山迫さん。父親の晃嗣さん(58)が病に倒れたのをきっかけに、22歳で就農しました。現在、1人で1ヘクタールの田んぼを管理し、父親や近隣の先輩農家のアドバイスを受けながらコシヒカリを栽培。追肥や防除作業なども1人で行うほか、トラクターや田植え機などの大型機械も扱います。

 

 温暖な気候の天草では県内の他地域よりコメの栽培時期が早く、2月下旬に種をまいて育苗を始めます。3月には代(しろ)かき(田んぼに水を張り土を細かく砕いてかき混ぜる作業)をし、田植えを行うのは4月上旬。「4月中旬に開かれる虫追い祭りの前に田植えを終わらせておくのが地域の習わしです」。6月には田んぼの水をいったん抜いて土壌を乾燥させる「中干し」をします。若い女性である山迫さんにとって、ぬかるんだ土に足を取られながら苗の間に溝を掘るこの作業が一番体力を使い、大変と言います。

 

体力をつけ、体調管理し真夏の農作業を乗り切る

 

 7月下旬から8月上旬、穂が色づいて頭を垂れ始めたら稲刈りです。「天草の早期米は、お盆の時期に食べてもらえるように収穫するんです。新米をおいしいと言ってもらえた時が一番うれしいですね」と山迫さん。とはいえ、収穫作業は夏の暑い盛り。山迫さんは体を暑さに慣らすため、あえてクーラーを使わず、屋外で過ごすなどして体調を管理。「コメを食べないと暑さに負けてしまう」と自ら育てたコメも毎日しっかり食べています。「天草の田植えがニュースで取り上げられると、『今年も頑張ってね』と声を掛けてくれる人がいます。その言葉がとてもうれしく、就農してよかったと思います」

 

土・日曜は必ず休み 趣味のゴルフも楽しむ

 

 日中は農作業の合間に家事を行い、夜間は地元の飲食店でも働きます。忙しい毎日ですが、計画を立てて作業を進め、毎週土・日曜は必ず休むと決めています。休日は家族や友人と出かけるほか、週1回は趣味のゴルフの練習へ。月1回はコースを回っています。同居するめいの山内桃雫(ろぜ)ちゃん(5)と、家庭菜園で野菜を育てるのも楽しみの一つです。

 

 4月9日、10日に山迫さんは家族や親戚、友人の子どもたちと田植えを行いました。晃嗣さんは「まだまだ未熟ですがね」と言いながらも、笑顔で山迫さんを見つめます。1人で行うには現状の面積が精いっぱい。山迫さんは「将来、旦那さんになる人が手伝ってくれるようになると、うれしいですね」とほほ笑みます。

 

 山迫さんの就農を後押しした理由は父親の病のほかにもう一つ。それは、周囲の農家の高齢化でした。「後継者がいないため、管理できなくなった田んぼが増えています。このまま、草むらにしてしまってはいけない! 私はこの土地に住み続けるつもりでいるので、地域のために自分が何かをしなくてはと思っています」。天草の早期米を守り、育て続けようとする強い決意に、明るい未来を感じました。

 

 

 


4月9日、10日に田植えを行った山迫さん。真剣な表情で田植え機を操作します。「農業は汚れるし、キツイ…。そんなイメージを持たれるのは嫌ですね」。農作業中も日焼け防止を兼ねてきちんと化粧をし、爪もきれいに手入れをしています


田植えは、家族や親戚、友人も集まり、とてもにぎやか。機械が入らない場所は子どもたちと一緒に、手でていねいに植えていきました


めいの桃雫(ろぜ)ちゃんは山迫さんの農作業を間近に見て、手伝いもしてくれます


ゴルフの腕前は「100を切るくらい」。練習を終えるとすっきりとした気分になるそう

 

 

 

広々とした店内には、新鮮な海産物や天草大王、天草ハイヤポークなどの肉類もそろいます

 


5月はあまくさ晩柑のジューシーさが増し、よりおいしくなる時期です

 

5月に「あまくさ晩柑フェア」を開催!

JA直売 天草とれたて市場

 

 天草一円から旬の農作物が届きます。5月は山菜、タケノコ、新ジャガなど、春の味覚がそろいます。また、店内に並ぶかんきつは年間を通して種類が豊富で、5月のお薦めは果汁が多い「あまくさ晩柑」。5月4日(水・祝)・5日(木・祝)には生産者も店頭販売する「あまくさ晩柑フェア」を開催。店頭で試食でき、気に入った味を購入できます。

【住】天草市瀬戸町2‐1
【電】0969(32)6888
【営】9時~18時
【休】1月1日~2日

 
 

 


 


塩むすび
 農作業を行う日の昼食はおにぎりが多いという山迫さん。具は入れない塩むすびがお気に入りです。「コメを食べると元気が出ます」。

 

アスパラのリゾット

 

 

▽材料(1人分)
コメ…200g
バター…60g
タマネギ…1/2個
白ワイン…100cc
アスパラガス…6本
ブイヨン…1.2リットル
パルメザンチーズ…少々

▽作り方
1.バターとみじん切りしたタマネギをしんなりするまでソテーする。
2.1にコメを加えてソテーし、白ワインを入れる。
3.2にブイヨンを3~4回に分けて入れ、中火で煮込む。1cm幅に切ったアスパラガスを加え、火が通ったらパルメザンチーズを入れる。


 

 

 

 

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