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牛が快適と感じる環境に 全国初のシステム導入

酪農・和牛繁殖農家 田中 正輝さん(35歳・菊池市)

 菊池市の旭志地域は西日本最大級の畜産地帯。田中正輝さんは酪農と和牛繁殖を営む田中牧場の3代目です。経営規模の拡大を目指し、2年前に牛舎を新築。将来的に飼育数を1000頭に増やそうと奮闘しています。

 

高温多湿が長年の課題 効果発揮した新システム

 

 「ハイハ~イ、ハイハ~イ…」。手をたたきながら牛舎の中を歩く田中さんの声を合図に、搾乳室へとゆっくり歩き始める乳牛たち。毛ヅヤが良く、おっとりとした様子から、ストレスの少ない生活を送っていることが感じられます。

 田中さんは酪農家の3代目。高校卒業後、5年半の会社勤務を経て、23歳で就農しました。現在飼育する118頭の牛のうち、88頭が酪農用のホルスタイン、30頭が繁殖用の黒毛和牛。父親の輝男さん(61)、母親の典子さん(56)と3人で管理しています。

 就農10年目の2014年、田中さんは経営規模の拡大を目指し、乳牛用畜舎を新築。総合電気メーカーが開発して特許を取得したばかりの、センサーで牛の体感温度を計り牛舎内の温度等を自動制御する新しいシステムを全国で初めて導入しました。

 「熊本の夏は“高温多湿”。ホルスタインが熱中症で体調を崩したり、湿気の多さで強いストレスを感じたりすることが原因で、出る乳の量が減ってしまうのが長年の問題でした。解決策を探していた時に新システムを知り、導入を決意しました。初期費用は大きくかかりましたが、投資の効果は出ています」。田中さんは満足げな表情を浮かべます。

 

ストレス少ない牛舎内 夏場の出荷量安定に

 

 牛舎の壁には64台の換気扇が設置されています。外気を取り入れて牛舎内を通過させ、舎外に排出し、牛が“快適”と感じる環境を自動で整えます。牛舎内が高温になるとミストによる気化熱で温度を下げる機能も備えています。

 また、牛舎内には仕切りがなく、つながれてもいないので、牛は自由に歩き回ることができます。ストレスを軽減することで、夏場の生乳の出荷量を安定させています。

 

目標は1000 頭飼育 実現に自信あり!

 

 田中さんは、4人の子どものお父さん。「夕食から就寝までの時間は、4人分の“今日の出来事”を聞くのに大忙し」と笑います。システムを導入したことで朝の搾乳後は夕方まで作業がなく、自由な時間が取れるので、地元の複数の野球チームで“助っ人ピッチャー”として活躍。週3日は地元の小学校で野球部のコーチもしています。

 また、月に一度はヘルパーに牛の世話を頼んで休日を作り、家族で遠出。「九州は家族旅行で行き尽くしました」。充実した毎日を送っている様子です。

 夕方5時すぎ、「将来は牧場を継ぐ」と宣言している次男の倖汰くん(8)が、搾乳のために牧場へ駆け込んで来ました。「今、新システムの導入成功例として、全国の農家が視察に来ています。酪農は経営次第で未来に夢を持てる事業です」と田中さん。「今後20年以内に管理頭数を1000頭に増やすことが目標。実現する自信があります」。手際良く搾乳をする“4代目”の姿に目を細め、田中さんは胸を張りました。

 

 

 


搾乳の際に乳の感触を確かめたり、牛舎内を歩く様子を観察したりして牛の健康状態をチェック。「病気やケガが悪化する前に適切な処置をしてあげることで牛のダメージは最少限で済み、治療費も抑えることができます」


作業服姿で牧場に立つ倖汰くん。進んで田中さんの手伝いをして、自然と酪農のノウハウを身に付けました。放課後に友人と遊んでいても、搾乳の時間には必ず帰宅するそうです。


仕切りがない牛舎内の環境を、換気扇(写真奥の壁面)が快適に維持します。昨年の生乳の出荷量は約850トン。「家庭での牛乳の消費量が減っていますが、チーズやヨーグルトなど世の中には乳製品が数多くあります。ビジネスチャンスは必ずあるはず」と田中さん


田中さんの野球の腕前はスポーツ奨学生で高校に進学したほど。旭志小学校でのコーチ歴は10年になります。「野球も酪農も基本が大切。基礎を身に付ければ野球のスキルが向上するように、経営の基盤を固めれば収益は上がります」

 

 

 

 

11月に新米フェアを開催!

農産物市場「きくちのまんま」

 

 JA菊池管内の生産者から出荷される農畜産物や、地域の家庭の味が楽しめる総菜や漬物などの加工品などが並びます。11月には各店で新米フェアを予定。新米の試食や新米のすくい取りなどもあり、家族で楽しむことができます。

◆合志店

11月3日(木)誕生祭&新米フェア

【住】合志市栄3766‐30

【電】096(348)6556

【営】9:00~18:00

【休】年末年始

 

 

 

◆菊池店

11月5日(土)新米フェア

【住】菊池市野間口903‐1

【電】0968(26)5877

【営】9:00~18:00

【休】年末年始

 

 

 

◆菊陽店

11月5日(土)新米フェア

【住】菊池郡菊陽町曲手546‐4

【電】096(213)5088

【営】9:00~18:00

【休】年末年始

 

 

 

 


 

ピザ風牛乳豆腐

 

▽材料
牛乳…1リットル
酢…90㏄
ピーマン…1個
タマネギ…1/2個
ベーコン…50g
サラダ油…適量
塩、こしょう…各適量
ケチャップ…適量
チーズ(溶けるタイプ)…適量

▽作り方
1.牛乳豆腐を作る。鍋に牛乳を入れて火にかけ、沸騰する直前に火から下ろす。酢を回し入れて少しおき、木べらなどでそっと混ぜ、白い固まりと黄みがかった液体に分離させる。15分ほどおいて、布巾などでこして水分を切り、固めに絞る。
2.ピーマンとタマネギ、ベーコンは千切りにする。
3.フライパンにサラダ油を熱し、2を炒める。塩とこしょう、ケチャップで味を調える。
4.耐熱皿に牛乳豆腐を丸く平らに広げ、3をのせ、チーズを散らす。電子レンジで2分ほど加熱する。

 

 

 

 

 

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