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イチゴ作りも波乗りも難しいから面白い

イチゴ農家 泉 一幸さん(38歳・八代郡氷川町)

 両親と3人でイチゴを栽培している氷川町の泉一幸さん。出荷のピークを迎えて、早朝から夜遅くまで作業が続く毎日を送っています。忙しさの中でよりどころとなっているのが趣味のサーフィン。作業がひと段落し、海へ行ける日を楽しみに、日々の管理に努めます。

 

サーフィンに感じるイチゴ作りとの共通点

 

 愛用のサーフボードを手にした途端、表情が変わる泉さん。サーフィンの話になると、海に行きたい気持ちを抑えきれないのか、会話の端々に笑みがこぼれます。

 「サーフィンに行くために、仕事を頑張っている感じですね(笑)。イチゴに病気が出ると海に行けなくなるから一生懸命、管理をするんです」と、冗談交じりに話します。

 サーフィンと出合ったのは24歳の時。先に始めていた弟の影響でした。「最初はめちゃめちゃ難しかった。死ぬかと思うようなことも何度かありました。でも、難しいことが、はまった理由でもあります。そして、波に乗れた時の爽快感。これは何ものにも代え難い」

 サーフィンをするようになって、天気にも敏感になったとか。どのエリアでどんな波が来ているのかを、天気図を見ながら想像します。当然、天候への対応はイチゴのハウス栽培においても非常に重要なこと。「波乗りは自然が相手。思うようにいかないところが面白いのですが、イチゴ作りと共通しているかもしれませんね」と笑います。

 

収穫が始まると食事もままならない忙しさ

 

 泉さんが現在栽培しているイチゴの品種は「さがほのか」。6年ほど前に「とよのか」から切り替えました。イチゴは親株からランナーと呼ばれるつるを伸ばし、小さなポットに根を張らせて子株を作っていきます。その数は3万2000株。毎年9月20日過ぎに、42㌃のビニールハウスにその株を植え付けます。

 収穫は11月中旬から始まって5月上旬まで続きます。その間はほとんど休む暇がありません。イチゴは収穫適期が短く、赤く色づいた実の収穫を明日にまわすというわけにはいきません。

 また、収穫作業だけでなく、イチゴのパック詰め作業にも多くの時間を費やします。イチゴは衝撃に弱く傷みやすいため、1粒1粒丁寧に生産者自らがパックに詰め、集荷場に持ち込まなければなりません。収穫のピーク時には、この作業が深夜に及ぶことも。「食事をゆっくり取る時間もない」という状況が、シーズン中はずっと続きます。

 これを改善しようと昨年、地元の集荷場内に「イチゴパッケージセンター」が誕生しました。同センターでは生産者がイチゴを持ち込むと、パック詰めを代行してくれます。現在は20人ほどの作業員が常駐し、多い日で1日4000パックを詰めています。有料のサービスですが、生産者の負担軽減に大きく貢献しています。泉さんも週に1回利用。今後は、利用回数を増やすことも検討しています。

 

経営引き継ぎ新たな目標 趣味を仕事のやる気に

 

 泉さんは、今年から経営を父親から引き継ぎました。目標は面積当たりの収穫量を増やすこと。そして、花の数を調整したり、株と株の間を空けたりして根を広く張らせて、大玉の数を増やすことです。来シーズンは熊本県の新しいオリジナル品種「ゆうべに」にも取り組むことにしています。

 今月19日に開かれた熊本城マラソンには泉さんも出場。レース直前は12~15㎞の走り込みを行い、本番に備えました。「走るのもサーフィンのため。太るとウエットスーツが着れなくなるんです(笑)」。もちろん、健康な体を維持することは、健全な経営を継続していくことの基本でもあります。

 大好きな趣味の存在を、上手に仕事のモチベーションアップにつなげている泉さん。「思うようにいかないことへの挑戦」はまだまだ続きます。

 

 

 


イチゴの収穫・出荷シーズン中はなかなか行けませんが、それでも年に10回ほどは波乗りを楽しみます。冬場は鹿児島の阿久根、夏場は宮崎の日向まで遠征


収穫・出荷のさなかでも、来シーズンの苗作りの準備はすでに始まっています。作業の効率アップも重要なテーマ


今シーズンまでは「さがほのか」1本でしたが、来シーズンから「ゆうべに」にも挑戦予定


イチゴの集荷場内に作られた「パッケージセンター」。持ち込まれたイチゴのパック詰めを行います

 

 

 


昨年の「トマト早食い競争」の様子

 

 

冬トマト生産日本一の八代でトマトづくしのイベント開催!

第5回やつしろTOMATOフェスタ

 2月26日(日)、八代市の八代本町アーケード街で“誇れるふるさと!愛する八代のために”と題し、「第5回やつしろTOMATOフェスタ」が開催されます。冬トマト生産量日本一の八代から、トマトの魅力を発信するイベントです。

 当日は、トマトなべの振る舞い、やつしろTOMATOフェスタイメージキャラクター“とまピン”によるダンス&パフォーマンスショー、新鮮なトマトや加工品・トマト料理・物品の販売などが行われます。また、JAやつしろ主催のウオーキング大会も同時開催。

■問い合わせ

やつしろTOMATOフェスタ実行委員会事務局(エフエムやつしろ内)

TEL 0965(35)2501

 

 


 

イチゴの保存方法

 

 冷蔵庫で保存する際は水洗いせずに、ヘタは残したままにします。イチゴを洗ってしまうと水分がつく上に、洗う際にイチゴが擦れて傷みが早まります。水洗いは食べる直前に。もし、水分がついていれば、ふき取ってから保存します。また、ヘタを取ると乾燥が早まるので、これもNG。2段にパック詰めしてある場合は、ヘタを下にイチゴが重ならないようにして、プラスチック容器などに入れ、ふたをします。水分を取り除き、乾燥を避け、イチゴ同士が接触しないようにしておくのが長持ちさせるコツです。

 

 

 

 

 

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