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家族で育てる真紅の果実 新品種の栽培にも意欲

イチゴ農家 畠山 淳(はたけやま すなお)さん(27歳・球磨郡相良村)

 26歳で両親の仕事を継いで就農した球磨郡相良村のイチゴ生産者・畠山淳さん。「息子(淳さん)の誕生を機に栽培を始めた」という両親と3人で力を合わせ、“笑顔で食べてもらえるイチゴ”を育てています。

 

大粒で濃い甘味が特長の 「紅ほっぺ」を栽培

 

 温かい空気に満ちているビニールハウスの中で、元気な緑の葉を茂らせるイチゴの苗。甘い香りをたどると、真っ赤に色づいた果実がびっしりと実っています。

 畠山さんが栽培するイチゴの品種は「紅ほっぺ」。果皮から果心部まで赤く色づき、“ほっぺが落ちるほど”味にコクがあることが品種名の由来です。「とってもおいしいので、1粒食べてみてください」と手渡され、つやつやとしたちぎりたての大粒の実をかじると、濃厚な甘味とほのかな酸味を感じ、とろけるような甘い香りにうっとりします。

 

消費者の笑顔のために  品質を徹底して確認

 

 畠山さんは県内の高校を卒業後、愛知県の会社に7年間勤務。2016年に帰郷し、26歳で実家を継いで就農しました。父親の堅治さん(64)から指導を受けたり、セミナーを受講するなどしてイチゴの栽培方法を学び、現在は堅治さん、母親の智恵美さん(58)と、30アールのビニールハウスで2万2000株のイチゴを育てるほか、ピーマンやコメ、メロンも栽培しています。

 JAくまのイチゴ農家は全戸が県の「エコファーマー」の認定を受けています。畠山さんもその一人。さまざまな工夫をすることで農薬や化学肥料の使用量を減らし、安全・安心に配慮したイチゴを育てています。収穫が終わったら夏場、ハウス内の高い室温を利用して土壌を消毒。また、畝を耕さない“不耕起栽培”を取り入れて根をしっかり張らせ、株を疲れさせないために天候に合わせて小まめに摘果します。

 イチゴの収穫は11月上旬に始まり、翌年の5月下旬まで続きます。畠山さんは1シーズンに約18トンを出荷。実は次々と色づくので、収穫期間中は休む暇がないほどです。加えて、傷みやすいデリケートな果物なので、実に傷や変色がないか1粒ずつ状態を確認しながら手作業でパックに詰めます。出荷ピーク時の12~3月には3人で深夜まで作業をすることも。食事や睡眠の時間も短くなり、「正直なところ、とても大変」な毎日です。しかし、「消費者に笑顔で安心して食べてもらうためには、少しの傷みもあってはならない」と、どんなに多忙でも品質の確認を徹底しています。

 

収穫後に感じる達成感  年に一度の旅行が楽しみ

 

 1年のうち、イチゴの収穫が落ち着く6月初旬の約2週間は貴重な農閑期。畠山さんは「栽培中は大変なだけに、大きな達成感を感じる」と収穫期間の終了が待ち遠しそう。昨年は休みを利用して家族3人で長崎の島原へ旅行しました。「6月中旬からは次期の苗の育成が始まるため1泊2日が精一杯ですが、今年も予定しています。旅行を楽しみにこの1年、頑張ってきました」と笑顔を見せます。

 コメ農家だった堅治さんは、息子の誕生を機に「将来の可能性を感じて」イチゴの栽培を始め、今年で28年目。後を継いだ畠山さんは「新品種の栽培やハウス管理の自動化など、新しいことにも挑戦したい」。意欲と決意をのぞかせました。

 

 

 


JAくま管内のイチゴは「ひのしずく」と「さがほのか」が主流。畠山さんが「紅ほっぺ」を選んだのは「味が良く、需要が高まる12~3月に出荷できるから」。来シーズンは、新品種「ゆうべに」にも取り組む予定です


「息子が自ら継ぐと言ってくれた」。堅治さん(左)と智恵美さんはうれしそうに話します。力を合わせ作業する一方、パック詰めを代行するセンターも利用


イチゴの状態や天候を見て、与える水分量を調整。外気の温度変化にも注意し、ビニールの開閉でハウス内の温度を管理しています。「この1粒のために1年間、頑張っています」


高校時代、野球部に所属していた畠山さん。比較的作業が落ち着いている夏は、趣味の野球を楽しみます。地域の20代の人たちと組むチームでのポジションはキャッチャー。「他業種の人と話ができ、気分転換になります」

 

 

 


「今が旬のイチゴもありますので、ぜひお立ち寄りください」

 

 

旬の野菜や季節の花々が並ぶ直売所

木上やさい村

【住】球磨郡錦町木上1356‐1
【営】6:30~18:00(10~3月は17:00まで)
   ※12:00以降は無人販売となります。
【休】日曜、12月31日~1月4日

 

 


 

イチゴのヨーグルトソース

▽材料
イチゴ……600g
グラニュー糖…150g
レモン汁…10㏄

▽作り方
1.イチゴは洗ってヘタを取っておく
 (※大きい実は半分にカットする)。
2.耐熱容器に1.の処理をしたイチゴとグラニュー糖を入れ、600Wの電子レンジで様子を見ながら15分加熱する。
3.電子レンジから一旦取り出し、レモン汁を加えて混ぜる。
4.電子レンジでさらに10分加熱する。

 

 

 

 

 

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